11月22日 空耳
家路の電車内。都会からベットタウンに向かう
下り電車には珍しく、この時期に体のラインが
強調されるような、ワンピースで着飾った女性二人組が
意中の殿方などを題材にされた、湿度の高い
ウェッティな、僕の苦手分野の 恋バナというやつに
花を咲かせていたりとか、ファッションや
SNSの話題。話のサイドチェンジが
強引で、本線かどこだかわからぬ
女性特有の、脱線具合の応酬。
隣なのでどうしても聞こえてしまう。
気を紛らわすために
日本語では、普通の単語だけど
外国で使うと、放送禁止、もしくは
ド卑猥な言葉になる単語を検索していると
とんでもない、言葉が隣の
ウェッティガールズ(ビショビショオナゴ)
から聞こえてきて、思わず耳が起きた。
「ていうかぁ、あたし、やっぱ
イアンギランが好きなのよね。甘くて、大人っぽい感じしない?」
え? イアンギランすか?
あの、ディープパープル第二期の
シャウトが世界レベルの、あの、ハードロックボーカリストの
イアンギランすか?
チャイルドインタイム↓
を聞くと
もうこの人の、ボーカルはロックというカテゴリーで
最高峰だと感じさせる、イアンギランが
・・・・甘いですと??大人っぽいとな。
このウェッティ、凄い感性だと
舌を巻く、隣のアタクシ。思わずチラ見。
このオナゴはひょっとしたら、ロックに詳しいのかと
1㎗の期待を込めて、もう少し話を聞いてみたら
アタクシの完全なる空耳でござんした。
イアンギランではなく イランイランの話。
あれだ、ちゃんと湿度高めの、香水の話でござんした。
あらやだ勘違い。恥ずかしいわ。
で、また目の前の検索した
サイトに目を落とす。
もうなんか、色々ごめんなさい。